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タジキスタンにおける「Maya Planet:世界は麻薬乱用に反対」展示会についてのお客さんの感想

28.05.2013

  「Maya Planet:世界は麻薬乱用に反対」反麻薬国際展示会は続いている。キルギスで成功した展示会は、タジキスタンへ向かった。展示会作品には、世界150カ国からの2000点の作品から厳選されたものであり、麻薬の悪影響を語る絵、写真、物語が含まれている。

タジキスタンの首都、ドゥシャンベ市に位置しているロシア・タジキスタン「スラブ」大学での開会式にお越しになったお客さんは、ワールド・リーグ「脱麻薬の理性」協会に実施されている麻薬乱用予防活動が高く評価された。政府・国際機関・NGO代表者、又は、大学教員と学生は、どう展示会について意見を述べた。

 

アブドゥラフモン・ラフモノフ氏、タジキスタン共和国内務省麻薬取締部長、警察庁中佐


「我々は、展示された作品を通じて麻薬の服用はどのような結果に導くかが見ることができました。麻薬は死に導きます。タジキスタンで麻薬が外国から密輸されないための予防活動が行われています。なぜなら、若者が麻薬密輸しているからです。2013年に1.25トンもの麻薬が回収されました。このようなイベントは、兄弟国であるアフガニスタンからの麻薬密輸ルート破壊へのもう一つの効果的方法です。これは、軍隊だけではなく、国民一人ひとりの課題です」。

 

オールガ・クラフチェンコ氏、ロシア・タジキスタン「スラブ」大学副学長

 

「麻薬の問題は、全世界の深刻な問題であり、皆さんの家族、皆さんにかかわる問題です。私たち、教員にとっては、学生が麻薬のような悪いことにかかわらないのが大事です。なので、麻薬乱用問題の最も効果的方法としては、予防を挙げられます。残念なら、全部の病気を予防することができません。でも、このようなチャンスがあるからこそ、このチャンスを使うべきです。私たちは、学生にあれこれをしてはいけないと言うばかりですが、なぜしてはいけませんか、また、依存症に陥ってしまったらどうなるかはしっかり教えません。なので、今日のような展示会により、学生たちが全てを自分の目で見ることができると思います。展示された絵、ビデオ等は、精神的・物理的に成長し始めている学生の知覚を刺激し、この問題について深く考えさせると信じています。私たちは、展示会を見学し、見た・聞いたことについて暑く討論していた学生たちを観察し、学生たちがこの問題に興味を持ってくれたことがわかりました。このような大事な、責任のある仕事をしてくれたワールド・リーグに心から感謝をします。麻薬依存症予防という難しい問題を解決しようとする機関はとても少ないですから」。

 

 

アブドゥッロ君、ロシア・タジキスタン「スラブ」大学の学生


 「このような展示会をもっとすべきだと思います。展示会を見た若者は、麻薬の服用は必要かないかを考えるからです。この展示会をこの大学だけではなく、ほかの大学や学校でも実施し、たくさんの学生や国民に見せるべきだと思います。この作品を一度見たら必ず「これが自分に要るのかな」と考えます。これは一つの国の問題ではありません。これは、全世界の問題です。なので、この問題の予防がとても大事です」。

ホシュワット・ハサノフ氏、タジキスタン保健省付属国立麻薬依存症モニタリング・予防センター長

 

 「この問題には、より大勢の人が取組む必要があります。麻薬乱用予防のためにこのような展示会こそが必要です。麻薬依存症にかかってしまった人の治療をするより、病気を予防するほうが簡単ですから。国民一人ひとりがこれに参加すべきです。我々は、麻薬依存者の26%も占める若者をなるべく参加させるために努力しています」。

 

アレクサンドル・ズエフ氏、タジキスタン国連コーディネーター

 

ワールド・リーグ「脱麻薬の理性」協会は、社会的応援に相当することを言うまでもありません。麻薬依存症とかかわる仕事にステレオタイプが多いです。なぜか、麻薬依存者はみんな貧困層から出るというステレオタイプです。また、「裏社会」に関係がある人だけが麻薬依存症になるというステレオタイプです。もちろん、貧困さや不法にかかわる人の方が麻薬依存症にかかる確率が高いです。しかし、私は、そうではない人たちが麻薬犯罪に手を染め、自分の人生をだめにした人たちも十分見てきました。彼らは、外交官の子供であり、有名な大学生でした。19-20歳の若者が亡くなるのを見るのがとてもつらいです。今日の展示会のテーマはとても重大です。国連は麻薬密輸ルートを無くし、国境を強化するためだけではなく、国民に麻薬の悪影響についての情報を知らせるために今までたくさんのことをしてきました。ドゥシャンベに他の大事なイベントがたくさんあったにもかかわらず、私は、学生の前でスピーチをし、展示会の実行者と知り合うためにこの展示会に伺うことを決めました。大学で、世界中から来た才能のある人たちが作った作品が展示されていました。作品には、麻薬中毒者の現実や麻薬服用の結果が表現されていました。麻薬密売人の追及と逮捕より、麻薬乱用の予防活動がより効果的です。麻薬密売は、巨大なビジネスです。そのため、このビジネスをとめることは、とても大変な仕事です。なので、問題の解決より予防のほうが簡単だと思います。麻薬需要が減少すれば、提供も自然に減少します。結果的に、麻薬密売者が活動できなくなり、いなくなります」。

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